わきが体質の人はスソガになりやすい?スソガの原因とチェック方法
「なんとなく自分のあそこがクサイ気がする…」と感じる方、彼氏から「デリケートゾーンのニオイが強烈」と言われたことがある方はもしかして『スソワキガ(スソガ)』の可能性があります。
脇の下のワキガだけでなく、デリケートゾーンが臭うスソワキガの方も意外に多く、日本人のおよそ10人に1人はスソワキガとも言われています。
そこで今回は、スソワキガの原因とチェック方法、スソガ対策方法を紹介していきます。
デリケートゾーンの問題はなかなか人には話しにくいので、誰にもバレずに早く解決してしまいましょう!
目次
そもそもスソガ(すそわきが)とは?
スソワキガ(スソガ)とはデリケートゾーンのワキガのことをいい、アポクリン汗腺から出る汗に細菌が発生するために発生します。
アポクリン汗腺から出る汗には、脂肪や尿素、アンモニアなど、におい成分が含まれていて、皮膚に常在している細菌によって分解されると、強烈なニオイを放つのです。
汗腺の数は遺伝によって決められますので、活動が活発でなければ、すそわきがのニオイは発生しません。
スソワキガは脇の下のワキガ同様に、もともとアポクリン汗腺の数が多い「わきが体質」の方に発症します。
スソガになる原因は?
スソガになる原因はいくつか考えられるので、その理由をみていきましょう。
優勢遺伝が原因のスソガ
スソガは遺伝的な影響を受けるため、親または親族にわきがの人がいる場合は、子供もワキガやスソガになる可能性があります。
基本的に親族が「わきが体質」でなければ、子供に引き継がれることはありません。
わきが体質の両親をもつ場合は80%、親のどちらかがわきが体質の場合は50%の確率で優勢遺伝すると言われています。
両親がワキガでなくても、隔世遺伝している可能性もあるのです。
生活習慣が原因のスソガ
もし、親族にワキガの人がいないのに、
デリケートゾーンのニオイが気になる…
という方は、遺伝の他に原因が考えられます。
生活習慣や食生活などがきっかけでで、スソワキガの原因であるアポクリン汗腺が活発化して、すそわきがのニオイが強まってしまった可能性があります。
例えば、お肉中心で動物性の脂肪分が多い食生活をしていると、アポクリン汗腺の活動を活発にして、皮脂も出やすくなってしまい、すそわきがのニオイを強めてしまうのです。
外食が多い方、お肉や揚げ物をよく食べる方、野菜不足の方は、スソワキガの原因を強めてしまっているかもしれません。
ストレスが原因のスソガ
慢性的なストレスが続くと、アドレナリンや男性ホルモンが放出されて、脂質を多く含んだアポクリン汗腺からの汗の発生が促されます。
ストレスがある生活を続けていると、ホルモンバランスが乱れて、スソガのニオイを強めてしまうのです。
また、過度に働き過ぎたり、激しい運動をした後は、ストレス疲れが蓄積れて肝臓機能が低下するため、アンモニア臭を解毒できないままアポクリン汗腺から放出されます。
ストレスが溜まり血行が悪くなると、皮脂腺の脂が酸化して、デリケートゾーンが加齢臭のようなニオイを発生させることもあります。
ストレスはスソワキガのニオイを強めるだけでなく、美容と健康に影響するので、日頃から自分に合ったストレス解消法を見つけておくことが大切です。
ワキガの人はチチガやスソガになりやすい!?関連性を検証!
脇の下のニオイ「ワキガ」がある人は、デリケートゾーンの「スソガ」、乳輪からワキガの臭いが発生する「チチガ」にもなりやすいのでしょうか?
結論から言えば、ワキガの人はスソガやワキガなりやすいと言えます。
実は、これら3つの原因はすべてアポクリン腺にあるため、アポクリン腺が発達している人は、体全体がニオイを発生しやすいのです。
アポクリン腺はもともと人間のフェロモンの一種のため、性的な場所に多く存在しています。
ワキガと比べてスソガとチチガは、自分では気づきにくので、知らないまま過ごしてしまうケースもよくあります。
そして、彼氏や旦那とのセックスの時に強烈な悪臭を放ってしまうかもしれません。
スソガやチチガが原因で人間関係が悪化しないためにも、セルフチェックで確認して、しっかり対策や治療を行っていきましょう。
スソガのチェック方法
ここからは、自分がすそわきがなのかセルフチェックする方法をご紹介しましょう。
①両親や親族にワキガの人がいる
ワキガは80%の確率で優勢遺伝すると言われているので、両親や親族にワキガの人がいるかチェックしてみましょう。そして、ワキガの場合、スソガにもなっていると考えられます。
②彼氏や旦那からニオイを指摘される
彼氏や旦那からデリケートゾーンが臭うと指摘されたことがある方は、スソワキガの可能性があります。
③下着に黄色い汗のしみが付く
スソワキガの方は、脇汗が服に移って黄色くシミが残ります。
④耳垢が湿っている
綿棒で耳の中をお掃除した時に耳垢が湿っている方は、80%の確率でスソワキガの可能性があります。乾いている方は可能性は低いです。
⑤脇下・乳首からも臭いがする
ワキガやスソガ、チチガはすべてアポクリン汗腺が過剰に活動していることが原因です。ワキガやチチガの気配がしたら、スソガになっているかもしれません。
⑥陰毛が太く濃い
陰毛の毛が太くて濃い方はスソワキガの可能性があります。
4つのスソガ対策
自分がスソワキガだと判明した場合、どのように対処していけば良いのでしょうか?具体的な対策法をみていきましょう。
スソガ対策1:生活習慣の改善
スソワキガは生活習慣を見直すことでその症状を抑えることができます。
例えば、香辛料の強いものやにんにくいったニオイがきつい物を食べたときは、スソガの臭いが強くなります。
他にも、動物性タンパク質の肉類、乳製品、油っぽい脂質を多く食べ物は、スソガの臭いを強烈にするのです。
スソガを抑えるためには、緑黄色野菜中心の栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。
また、運動不足は血行が悪くなり、スソガの臭いは強くなるので、適度に体を動かすことも大切です。
適度な運動は、ストレス解消にもなりますし、良質な睡眠を導いてくれます。
その他、生理やおりものもスソガの臭いに影響するため、いつもデリケートゾーン清潔に保つことも大切です。
スソガ対策2:脱毛でニオイ対策をする
陰毛が多く濃い場合は、スソガのニオイを強烈にしてしまうため、デリケートゾーンを脱毛して、清潔に保つと良いです。
陰毛を剃ったり、脱毛することで、陰部の根元に雑菌の繁殖を防ぐことができてニオイが発生するのを防ぐ環境を作り、スソガの悪化を予防します。
スソガ対策3:蒸れない環境作りで対策をしましょう
女性のデリケートゾーンは、汗やおりものによって常に蒸れてしまっている状態にあるため、雑菌が繁殖しやすくニオイが強くなってしまいます。
デリケートゾーンの蒸れによるニオイの悪化を防ぐためにも、陰毛をしっかりと剃ったり脱毛することをオススメします。
脱毛エステサロンには、VIOのみの部分脱毛もあるので、スソワキガに悩む方は取り入れると良いでしょう。
スソガ対策4:思いきってスソガ手術を受けてみる
スソワキガ対策の最終手段としては、クリニックによるスソガ手術という選択肢あります。
スソワキガの手術には様々なやり方がありますが、大きく分けてメスを使わない治療と切開手術があります。
今回は、その中でも手軽に施術を受けられる切らないメジャーな3つのスソガ治療法をご紹介します。
①ビューホット治療
メスなどで切らずに行う最新のスソワキガの治療法です。
ビューホット治療は、一度完結するのが特徴で、高い治療効果と再発の可能性が低いことで人気がある治療法です。
手術方法は、局所麻酔や無痛麻酔を行ったあとに、陰部に細い針から出る高周波を当て、スソワキガの原因となるエクリン腺やアポクリン腺の汗腺を破壊します。
治療時間は20~30分程度で終わり、術後は皮膚が少し赤くなる程度ですので、日帰り手術も可能です。
②電気凝固法
電気凝固法は、陰毛の毛穴ひとつひとつに針を刺して電流を流し、スソワキガの原因であるアポクリン汗腺を凝固・焼却する治療法です。
治療時間は20~30分程度、3か月おきに2回ほど施術を受ける必要があります。痛みもなく、治療によって陰毛は薄くなるメリットもあります。
③ボトックス治療
すそわきがの治療としてもっとも手軽で人気があるのがボトックス治療です。
注射によりデリケートゾーンの汗を抑える治療法で、一度の治療ですぐに効果が現れますが、効果の持続が3~6カ月程度しかないため、根本的な改善にはなりません。
そして、比較的軽度のすそわきがには効果が出やすいですが、重度の場合は効果を実感できない場合もあります。
スソワキガの治療法はいくつかありますので、症状やどこまで治したいのか(完治したいのか、軽減せたいのか)によって医師と相談しながら選びましょう。
まとめ
今回は、デリケートゾーンのニオイ、スソワキガの原因やセルフチェック方法、治し方をご紹介しました。
なかなか自分がスソワキガかどうか確認するのは難しいですが、今回ご紹介したやり方でチェックしてみてください。
自分はスソワキガかもしれない!と思ったら、早めの対策をして悪化しないように気をつけましょう。
デートや旅行など一時的なスソガ対策をしたい場合にはデオドラントクリームの使用をおすすめします。
ただしデリケートゾーンへの使用が出来るかどうか事前にチェックしてから使うようにしてください。
スソガなどデリケートゾーンでも使えるスソガ対策クリームはこちらでも紹介しています。